大きな金魚のこと

私 :「総統、我が家に大きな金魚がいるのをご存知ですか?」

総統:「知るわけがないだろう。私はこの部屋から一人では出られないからね。」(フィギュアだし…)

私 :「我が家の玄関に90センチ水槽があってそこにいるのです。」

白いけど金魚…(苦笑)

「ほらこの写真のです。飼って9年ぐらいでしょうか…、写真ではわかりにくいですけど、大きさは尾ひれもあわせると40センチ近いのです。」

「でも、その尾ひれが、このところ又、折れて千切れているのです。」

総統:「又って、前にも千切れたことがあるということかね。それ、大丈夫なのか?」

私 :「以前もあったのですが、今回、何回かに分けて千切れておりまして、このままだと尾ひれの上半分ぐらいは無くなってしまいそうです。大丈夫かな…。」

総統:「痛々しい話だ…。ところで、それは金魚という名前なのだな。」

私 :「ええ、この魚は金魚っていいます。ちなみに金魚の中にも種類があって、これはコメットです。うちのこの子の名前は格さんっていいます。」

コメット、彗星帝国…、ちょっと懐かしい

総統:「コメットって彗星のことかね?ふむ、彗星帝国のことを思い出したよ。私もあの頃はいろいろ苦労もあった時期だった…(しみじみ)」

私 :「もう一匹、助さんというのがいたんですが、1年ほど前に亡くなってしまって、格さんも目は白内障を患っているし、尾ひれはこんなだし、老齢化してるんですよね。」

「昔、若い頃は金魚という名前にふさわしく、赤い部分もちゃんとあったんですが、いつの間にか全身白になっちゃって…、金魚らしくない姿ですが金魚です。」

「名前は総統の好きなウチの女子大生が命名したんですよ。助さんと格さん、総統は分らないだろうけど「水戸黄門」のご老公の御付の二人にちなんでつけたんですよ。(笑)」

総統:「彼女がかね。いや、彼女がつけたのなら、由緒正しき良い名に違いない。ああ、又逢いたいものだね。正月以来逢ってないからな。」

私 :「3月になったらそのうち帰ってくると思いますが、その時まで、まあ、私で我慢ねがいます。」

総統:「3月か、今から待ちどおしいことだ。」

(総統、ウチの女子大生は別に全然、総統に逢えること待ちどおしく思ってないと思うよ…、苦笑)   

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