「テルマエ・ロマエ」のルシウスにデスラー総統の面影を見る(笑)…のこと

映画「テルマエ・ロマエ」二作目が公開中のようだ。

それにちなんで一作目もTV放映されていた。 

私が原作の漫画を最初に読んだのは、もう随分前だ。

たしか、単行本2巻目が出てしばらくたった頃に、古書店で1、2巻を買って読んだ。

その頃既にたいそう面白いと世間で評判になっていた。

 

実際読んでみると、確かにこれは話題になるだけのことはあるという面白さで、私もその後、続刊が出るとその度古書店で買って読むという…、あの…私よ!いい加減新刊で本を買えよ!(笑)

5巻までそんなふうに遅まきながら読んでいた。

でも私には1・2巻あたりが一番面白かったように思う。

その後3巻からの温泉宿で長期留まるルシウスの日常(?)展開も面白いことは面白いが、最初の部分のインパクトの大きさは超えられなかったかも…。

なので6巻が出ているのかどうかを、しばらくの間気にすることなく過ごしてしまっていた。

きっとその頃あたりは「ヤマト」熱に浮かされ始めていたのかもしれない(笑)。

 

それが少し前に古書店で6巻を見つけて、又古本を買った(やっぱり古本をか!?笑)。

久しぶりに読むと、この巻がなんと一旦(?)物語の終結の巻であった。

巻末には続きを描くとヤマザキ先生のコメントが書かれていたので続きがあると考えるべきだろうが、ネットで見るとまだそれは未だ描かれていないようである。

 

6巻を読んだ時に(今年3月末ぐらいだったかな?)あれれっ?!と思ったのだが、ルシウスって、デスラー総統(勿論旧作の方ですよ!)に顔がちょっと似ているように思う…。

その気持ち、私の中をサーッと過ぎったのだが、一応そのままにした(考えるの疲れてた?…笑)

そして最近、映画の話題など耳にするにつけ、又1巻からパラパラと読み返してみたのだった。

 

1、2巻の絵は、あまり似てない(全然似てないかも…)のだが、3巻の途中あたりから雰囲気、似てるよね…状態である。

ルシウスの顔、このあたりから、やや遠目では瞳の黒目が小さな丸だけになっている。

以前は二重丸だったり、もうちょっと描きこまれているような描写であった(細かいことを…笑)。

しかし、この目の感じが少し変わっただけで随分デスラー総統ぽくなったよ…。

元々髪の毛も総統は襟足、もみ上げがもっと長めだけど、前髪なんかあんな感じの金髪だし…。

 

そう!デスラー総統ってやっぱり古代ローマ人ぽいのかもしれないと私は今更ながらに思ったのだった。

総統が風呂によく入っているあの妙な設定もこれが原因の一つか?!

勿論、ちょっと雰囲気が似てるだけで、ルシウスはデスラー総統とは全然違うのだが。

ルシウス、私にこんなこと書かれて悲しく思ってるかもしれないなぁ…(汗)。

 

ルシウスはルシウスで私も大好きな漫画のキャラだ。 

彼についてちょっと語ると、特筆すべきはとにかく裸率が異様に高いキャラだ(笑)。

まあ、風呂漫画だから仕方がないのだろうが、私は内心露出魔の疑いさへ持っている(ルシウスごめん!!・苦笑)

しかし、性格は至って真面目で超堅物である。

仕事にかける情熱は凄いし、熱すぎるほどだ。

そして女性の扱いは不器用で無骨な感じ。

そのせいでローマ人の奥さんに逃げられてたっけ…(苦笑)。

しかし女にチャラチャラしない分純情だし、誠実だし、そういうところも全部含めて読者には大変好感の持てる主人公である。

硬派でカッコいい男の中の男なのである。

温泉街にいた雌馬のハナコにも強烈に熱愛されてしまうほどいい男なんである(笑)。

 

そんなルシウスが6巻で最愛の女子さつきと相思相愛になり時間と空間を越えて無事結ばれ、この上ないハッピーエンドを迎えられたのは本当に良かった。

ちょっと泣けてくるような良い最後である。

私としては、あったらあったで嬉しいけれど、もう続編は無くてもいいかも…という気もしている。

 

ルシウスにデスラー総統の面影を見たので、今までスルリと流し読んでいたのが、ちょっとドキドキしながらルシウスの裸体シーンを読み返してしまった(笑)。

総統はいろいろ性格的にも問題の多いとんでもない人なのでルシウスのようなフレンドリーなことは絶対ないだろうが、私の脳内で勝手にルシウスの姿を総統にという置き換えが起こって途中一人でウケてしまった私である。

この分では、もしかしたら、ギリシャ彫刻、ローマ彫刻とかの分野でも、総統の面影探しをできるんじゃないか…私!?

あの分野もあんなだから(どんなだ!?笑)、いろいろ見てドキドキしたらどうしましょ?!!(笑)                                                       戻る