「ニセコイ」最終回を観る

アニメ「ニセコイ」が最終回を迎えた。。

それにしても主人公「楽」は何故こんなにモテる?まあ、結構いい奴だけど…、どの女子とカップルになっても別にいいけど、でも彼が誰を選ぶかは全然気にならないといえば嘘になる…(笑)、などと思いながら、延々と続く緩い主人公ハーレム状態アニメをずっとそれなりに楽しんでいた私だった。

時には、毎回こんなで、とりたてて内容あるか?などとツッコミを入れながらも、それでも何やら観た後、いつも心がほっこりするような…、私にとっては大切な癒しアニメだったかもしれない(笑)。

 

最終回だけど結局別に変わった展開はなかった。

今までと同じように主人公「楽」のハーレム状態のままで終わった。

最終回ということで誰か一人と、はっきりした恋の決着を予感させるような出来事が起こりはしないだろうか?なんてドキドキした私の予想は肩すかしを食った(笑)。

いや、こういうやや浮世離れした設定のラブコメものは延々と、このくっ付きそうでくっ付かない中途半端な恋愛模様状態がループし続けるというのがある意味定番なのかもしれない。

古くは「うる星やつら」のごとく。

それは偉大なるマンネリに満ちた、永遠に終わらない閉じられた小宇宙のような世界を形作っているのだ。

 

まあ、「ニセコイ」の方は「うる星やつら」などに比べるともう少し現実寄り(?)かもしれないので、いつかは決着をつけることになるかもしれない。

私がアニメを観た感想としては、誠士郎と万里花は除外しても(きっと彼女らには勝利の目はないだろう…)、いまの時点では小野寺と千棘とはどちらも甲乙つけ難い本命…状態である。(漫画は未読なのでアニメのみの感想ですが…)

あれのどちらかを選ぶのは至難の業かもとも思う。

いや、これはもうひとえに原作者の先生の御心によるしかないだろう(こういう場合、先生は正しく運命を司る万能の神様である・笑)。

 

私の勝手な考えでは、あの非常に選び難い状況を考えると、誰かが、不慮の事故で亡くなるなどという強引展開を経て、残った人がカップルになるなんてことでもない限り決着をつけられないかもしれない。

そんな不穏な展開はあんなラブコメには万が一にもふさわしくないだろうが、苦肉の策としては、そんな突拍子もない考えも浮かんでしまう…(笑)。

だって、小野寺さんも、千棘も失恋さすには可愛そうな気がするんだもん!(可愛そうといいながら、事故死云々を考えるとは余計酷いよね…苦笑)

すみません、私、黒い考えに冒されているかも…(笑)。

 

しかしもし私が無理を承知での究極予想を迫られたら…、あの二人の女子のどちらと楽がカップルになると思う?との問いに対しては私は、千棘とでは…と答えるだろう。

小野寺さんはなんらかの思い開きをして、二人を祝福するかもしれないなぁ…。

うーん、はっきりした理由は分らないけど、きっとそっちの筋運びの方が納まりがいいように思う。

私自身は小野寺さんのキャラが好きなので、ちょっと複雑な気持ちもするが…。

ドラマ的にも、人の成長物語としても、そちらが王道ルートなんじゃないだろうか?

漫画も全然読んだこともない状態でこんな大胆な発言して…、真の「ニセコイ」ファンの方に叱られそうである。

何度も言いますが、すみません…、言いたいこと言いましたが、決して「ニセコイ」を嫌いじゃないのでどうかお許しを!

 

ずっと楽を巡る恋の鞘当て(緩いが一応争奪戦状態だよね…笑)が続く状態は見ていて落ち着かない面もあったが、反面、それは妙な均衡を保っていたともいえる。

だからその世界に接すると、「又か…懲りないねぇ…この人たちは…」と苦笑しながらも癒された。

出来ればもう永遠にどっちつかずのあの状態でもいいかも…という気も正直私はちょっとしているのであった。

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