「シドニアの騎士」の落合のことについてと、「ジョジョの奇妙な冒険」のこと(少し…)

「シドニアの騎士」は12話で一旦終わりだと、ネットのどこかで見た。

じゃあ、もうすぐ終わりだ。

私が気になっている岐神海苔夫がエライことになる…、というのは次の期になるのであろう。(次の期がスゴク観たい!笑)

もうすぐ終わりだとういうことで、落合についてちょっと書く。

100年前に人類滅亡にも繋がりかねないような大変なことをしでかした科学者落合は、補助脳という形で(記憶、意思も一緒に)岐神家内に封印されているようだ。

そのオリジナルの落合が第9話で、クローンの落合(インターフェイス用生体というか…?)に「降ろされて」いた。

その様子、科学的処置なだろうが、見た感じが憑依とか、降霊とかみたいな禍々しいものに見えたのが、私的には妙にウケた。

 

普段のクローン落合は、ただの当たり障りのないハンサムなお兄さんである。

毒にも薬にもならない人形のような…、そう、あの落合からは確かに空っぽな雰囲気がちゃんと感じられる。

「降ろしの儀」を行う為に、小林艦長とロボットみたいなお付きの者(?)と落合の3人が岐神家を訪れた際の、エレベーターに三人で乗り込んだシーンが印象的だった。

落合がだらしなく口を少し開けている描写があったのだ。

ちょっとしたことなのだが、「ああ、今ここにいる落合、これは単に人の形をしたただの入れ物なんだ…」とあらためて思わせてくれた。

ここ、なかなか上手く演出が効いていて感心した。

 

そしてオリジナルの落合が、このクローンに「降りて」くると急に顔がオカルトぽくなった。

苦痛を伴ったせいか涙、鼻水、涎を垂らしながら目の下に隈くっきりだもんなぁ…さっきまでとは別人よ、別人(笑)。

この描写だけでも、落合オリジナル、これは大変な悪者かもしれないと思わせてくれた。

小林に対して「そろそろ、許してくれないか」「苦しいんだ」と、のうのうと慣れ慣れしく話しかける。

おそらく、この人物は自分のしたことに対して、今も全く反省はしていない様子…。

あげく「必ず俺が必要になる」と自信満々で言ったりもする。

 

このあたりの物言いから小林と落合の過去に何かあったとか…?なんて下世話な想像が一瞬脳裏を掠めた私であるが、…まあ、そんなことは、まさかね…ないでしょう(笑)。

落合の性格が元々自信過剰なのであんな物言いをしているのかもしれない。

この場面を見ての私の感想だが、ふてぶてしいし、一筋縄ではいかない奴!、落合はきっと筋金入りのマッドサイエンティストなのであろう。

 

600年前、小林、ヒ山ララァ、ヒロキとあとあの人誰(?)と一緒に写真に写っていたモヒカン頭のロボットぽくなっていた人が落合だよね?

100年前に事件を起こした後、捕獲されて磔刑にされていた姿の人ってモヒカンだったから…。

元はハンサムさんだったのに(クローンがやけにハンサムなので・笑)、あんなロボットみたいに自分の身体も変えちゃったということでしょ?…うーん、もったいないような…(苦笑)。

しかし、こういうとんでもない人がいないと、ドラマは面白くないので、その点では期待している。

 

ただ、私の好みでいえば、キャラクター的にはちょっと悪者過ぎて萌えないなぁと思う。(何故いつも自分の男の好みでキャラを判断するのだ!?・笑)

そして、こんなとんでもない奴に岐神海苔夫が…?、やっぱりいろいろ心配で、2期があるならば早く観たい!と思う私であった。

 

「ジョジョの奇妙な冒険・スターダストクルセイダース」のことをちょっとだけ書く。

あんな有名な作品について今更、何を書く?という気もしているが、今回のアニメで遅ればせながら「ジョジョ」に向き合って、もう私はしっかり心を鷲掴みにされている(笑)。

 

話の作りなどは大変オーソドックスな気がしている。

物語展開も、次々と行く手を阻む敵が現れて、それを退治(?)して目的地を目指すという昔ながらの馴染みの展開。

でもきっとこれがいいのだ。

こういったオーソドックスな作り方をふまえて、きっちりと作ると作品って実にちゃんとしたものができるのだ。

基本ってやっぱり大切だよね。

なんて偉そうなことを観ながら思った私です(いったい何様なのだ?…汗)。

 

実のところ本音はミーハー丸出しなのだが、キャラ自体にものすごく惹かれている(笑)。

私の男性の趣味としては花京院が大好きだが(花京院の一人称が僕というのもなんか好き!…赤面)、実は同じくらい主人公承太郎にもシビれている。

勿論、顔がとてもハンサムなのも好きな一因なのだが…、でも、魅力はそれだけではない。

 

母を「クソババア」、女子を「アマ」と呼び、「どけ!」などとと命令口調でとにかく表面上は荒々しいのだが、実は心根はそれとは相反してとても優しい…ああ、いいなぁ!男らしいなぁ!素敵である!!。

このギャップの大きいこと…、これって正しくギャップ萌えというやつであろう。

(自分がクソババアと言われたらどうかなぁ…?でも承太郎にだったら勿論いいよ!・笑)

こういう真にカッコいい人たちの活躍するようなアニメが今、見たかった!

ちょうどそういうのに飢えていた時期だったのかもしれない。

それがタイムリーに来た!!という訳で大いにハマりました(笑)。

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