どーでもいい話、ムクドリのこと

私 :「総統、総統!又、どーでもいい話をしてもいいですか?」

総統:「前にしてもよいぞ!と明言してしまったからな…。まあ、いい、私もこの家ではとりたててすることもなく暇だしな、暇つぶしに聞いてやってもよいぞ。」

私 :「今日のは強烈にどーでもいい度が高いと思うので、どうか覚悟してお聞きください。」

ムクドリ爆撃隊

総統:「よくもまあ、そんな前置きをして話せるものだ。全く呆れるが…、そら、言ってみたまえ。」

私 :「私の家の前の道路上の電線に停まっているこの鳥のことです。」

総統:「群だね。いつも居るのか、この鳥たちは?」

私 :「この鳥はムクドリって言うんです。いつも居るわけじゃないのですが、たまに来て一休みしているようです。」

「ただ一休みするだけじゃないんですよね。これ、先日の朝8時頃撮影しました。ちょうど私が庭の花に水遣りをしてる時間だったんですが、彼らトイレ休憩だったようで(笑)、電線に停まった状態で多数の鳥がフン爆弾を路上に落としてました。」

「そして一通りトイレを済ますと皆そろって飛び去ったんですよ。」

「たまにこうして、トイレ休憩に来ることがあるんです。私の車もたまに爆撃されてるし…。危険な感じでしょ。」

総統:「君のどーでもいい話は、いつもそうなのだが、私は非常にリアクションに困るよ。ここで「危ないね!注意したまえ!」とでも言って欲しいのか?」

私 :「実は私、このムクドリの群が飛んでいるのを見ると、総統のところのデストロイヤー艦を思い出しているんですよね(笑)。」

どーでもいい話を聞かされ続ける総統…

総統:「我が軍のか!?」

私 :「あの艦いつも群れてるし、来るときも結構な数でやって来るし、そんな強くはないけど、とても統制が取れてるし、おまけに形も少しムクドリに似ているような。」

総統:「我がガミラス軍の勇猛なる艦隊に対して何たる言い草だ。鳥ごときと一緒にするとは失敬な!」

私 :「総統、すみません!言葉足らずでした。でも私、デストロイヤー艦がものスゴク好きなんです!見た目もカワイイし、戦闘中にすぐやられてしまうところもなんかカワイイ。」

総統:「好きなのはいいが…、いや、すぐやられるというのは聞き捨てならんし…。とにかく、いいか!何でもかんでもカワイイと言えば許されると思ったら大間違いだぞ!」

私 :「はい!申し訳ありません!総統、わたしが悪うございました。どうか、お許しを!」

総統:「…」

だんご三兄弟のような朝顔三兄弟

私 :「総統、機嫌を直して下さい。私、うんと反省します!」

「あっ、そうそう、笑える花の写真をお見せしますから。」

総統:「ん?」

私 :「この朝顔、見事に三つ並んでますでしょ。偶然こんなふうに咲いたんですよ。珍しいし、笑える。」

「私、これを見た時、「だんご三兄弟」って歌が頭の中で掛かってきました。(花だからダンゴじゃないけど・笑)」

「♪串に刺さってだんごだんご、三つ並んでだんごだんご、醤油ぬられてだんごだんご…♪」

総統:「いつまで歌う気だ?(汗)」

私 :「総統にウケるまでです。」

総統:「…」

私 :「ウケてます?」

総統:「今日のブログの内容は君が言うように超弩級にどーでもいいな。まっ、恥ずかしげもなく歌った勇気に免じて、ウケたと言っておいてやる。」

私 :「総統、どーでもいいことを侮ってはなりません。どーでもいいことを嬉々として話せる間柄、これこそ、「心の友」の証だと思いますよ。」

「どーでもいい話って、話してるうちに癒されません?たわいも無い会話でダラダラと時間を潰すことを容認できるって信頼あってこそだと思いませんか。そんな二人の仲って心を許してますよね?」

総統:「君と私がか…、…友?」

私 :「いえ、いえ、畏れ多いです。総統と私がそんな同等の地位である訳ないですよ。でも「心の主従」と思ってもいいですよね?私?」

総統:「う…む。」

私 :「総統の「う…む」は、黙認してくれたお返事だと受け取りましたよ!」

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