今期のアニメも半ばを過ぎ終盤に向かっている。
私が今期の作品でで楽しんでいるのは「ジョジョの奇妙な冒険・スターダストクルセイダース」、「サイコパス」、「残響のテロル」である。
「ジョジョ…」は前の期から観続けているし、「サイコパス」は少し手を加えられてはいるが再放送なので、観ていて安定感はある。
その点「残響のテロル」は新顔さんなので両者とはちょっと違う気持ちで観ていた。(本当に面白いのか?と…笑)
その「残響のテロル」、最近俄然面白くなってきたと思っている。(7話までの時点でこれを書いている)
私は主人公が犯罪者側の立場にあるような設定のドラマは実は苦手である。
こういう場合、なかなか主人公たちに感情移入が出来ないからだ。
このアニメの主人公たちは街のあちこちに爆弾を仕掛けたり、物語冒頭ではあろうことかプルトニウムを盗んだりと…(汗)、人命を奪うことは回避しているが、普通に考えれば、れっきとしたテロリストのように思える。
作品は絵も大変きれいであるし、音楽もいいし、全体的にとてもカッコいい雰囲気の実に魅力的なアニメなのである。
しかし、前述したような犯罪を繰り返す主人公たちのあり方にはどうもついていけないなぁという気もしていた。
が、それが途中から、彼らの幼い頃の同胞だった現FBI所属のハイヴという女子が現れたことによって物語展開は大きく動きだした。
物語自体についても、それまでの主人公と警視庁側の謎解き対決も悪くはなかったが、やや地味な感じであった。
それが急に派手な物語展開になったのだ。
警察の上部からの指示とともに(いや、もっと上の権力からの圧力か?)実権を握ったこのFBI一行の捜査の「やり方」の非情で汚いことといったら…あれじゃ完全にこっち側が「悪者」の所業であろう(苦笑)。
この強烈な敵役(?)出現のおかげで、主人公ナインとツエルブたちに私はやっと素直に感情移入できるようになったのかもしれない。
主人公二人のテロ紛いの行いの目的は未だ持って全く私には見当もつかない。
ただ、ナインの回想で何度も出てくる彼らとハイヴが幼少期に共に暮らしていた施設(?)が物語の大きな鍵になっているように思われる。
私とウチの女子大生はあの施設について「デスノート」のワイミーズハウスみたいなものだろうか?などと話している。
いや、しかし、ナインとツエルブが逃げ出したところをみると、もっとたちの悪い黒い思惑で作られた施設である可能性が大きいような気もする。
さて、作品の気になる点をいくつか書こう。
その1、刑事の柴崎さんの外見がたいそうむさ苦しいことが気になる!(笑)。
昔の写真がチラリと出ていたが、それは小ざっぱりとしてなかなかいい男であった。
いろんなことがあって今はあのような様になつたのだろうからそうそう簡単に昔に戻るという訳はいかないのだろうが…。
荒れた感じは髪ボサ、ラフな着こなしの背広でいいとしても、せめてあのヒゲを剃ってもらえたらなぁ。
それだけでもきっとカッコ良さ倍増だろうに…、非常にもったいないと思うミーハーなおばちゃん視聴者である。
私的にはもうちょっと見苦しくない見目になって欲しいんですが…(笑)。
その2、あのハイヴという女子のこと。
結構しっかりとイヤな奴である。
この人をはじめナインとツエルブにも同じものを感じるが、おそらく常人よりはるかに優れた頭脳の持ち主という設定であろう(超天才というか…)。
3人ともそのことを十分自覚していて、比類なき才覚をフルに活用して大胆な行動をしているのが、凡人の視聴者の私などからすると多分に鼻につく(笑)。
主人公2人の方は 描写が多い分、可愛気のある面も見せてくれるので、まあいいのだが、彼女はあくまでも二人と対決する敵役で登場したので憎らしさが際立っている。
ただ、常識的に考えればあの物語では彼女とて、何か大きな組織の一つのコマにすぎないのでは?と思われるので、あの鼻持ちのならない高飛車な態度もどこかの時点で、組織側に梯子を外され惨め極まりない姿を見せる可能性もあるだろう。
そんな姿を是非見てみたいような…、なんて意地の悪いことを心密かに思っている私である。(悪趣味である・苦笑)。
その3、本編の後にくっついている実写版スピンクス1号と2号のことである。
あのォ…、なんだかあれを見ると「ムッとする」んですけど…(私だけか…?・笑)。
劇中、アニメの2人がスピンクス1号2号を名乗って謎解きを仕掛けてくるのを見た時も少しムッと感じたが、劇中だし、二次元の人だからね…なんてまだ余裕を持って見られたのだが、何でしょ?実写だと猛烈に「許しがたい」ような気もするというのは…?(笑)。
しかし、このブログを書く為にネットを検索して、実写版が「中の人」(声優さん)が演じているのだと初めて知った私…。
えっ…、そうだったの…、じゃあ「ムッとする」のはもう止めようかな…なんて思った私だ(愛を持って観てあげよう…笑)。
この作品はスタイリッシュでおしゃれな感じのする作品。
そのいかした雰囲気だけでも十分魅了されているが、内容的にも満足できるものならなお嬉しいと思う。
物語の奥底にはとてつもなく大きな力や陰謀といった計り知れないものの存在があるんじゃないかと匂わせてくる。
なにやら思わせぶりな雰囲気が漂ってくるアニメなのだ。。
主人公たちは通常のやり方では絶対に断罪することができない何か大きな対象を告発したいのか?
勝手にいろいろ妄想するが、いかんせん、未だに私には主人公たちの行動の目的は全然見当もつかないのだった(何度も書くけど、ほんとに分らないなぁ・笑)。
アニメ、1クールなら残り回数はあまりないのだが、うーん、この後どんな展開になるのだろう?(1クールで閉められるのか?)
やはり私には全然先が見えないなぁ(笑)。
あの思わせぶりな雰囲気に見合うスケールの大きなドラマになるのか?
このところの展開が大変スリリングで面白いと思っているので、今後も期待してしまうのだが、さて期待に違わないだろうか?
心配しながらも大いに楽しみにしているのは間違いない。
私の地方は明日の夜に8話放送である。
ちょっと待ち遠しいなぁ!
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