「THE NEXT GENERATION パトレイバー」とイングラムのプラモデルのこと

実写版新作映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー首都決戦」がゴールデンウイークにかけて上映されていた。

あいにく私は観ていないのだが、ウチの女子大生は筋金入りのパトレイバーファンなので観に行った。

一度目鑑賞後は帰宅して「ウーン…」と一声うなり、二度目にやっと「今度は面白かった」と言った彼女…。

私はレンタルされたら借りて観たいと思っているが、しばらく先になるでしょう。


観ていない今回の映画については語れないが、この映画に先だって上映、DVD化された「THE NEXT GENERATION パトレイバー」短編作品群1章から7章まで分は観ているのだった。(正確には観てないエピソードも一部あるのだけど…)


ちなみにパトレイバーといえば80年代アニメとして人気を博した作品。

メディアミックス展開だったのでゆうきまさみ先生の漫画版もあった。

当時私はリアルタイムで観ていなかったが、その名はちゃんと知っていたし、耳にする評判も良かったように記憶している。

若いながらこの旧作のファンであるウチの女子大生がアニメ版の旧OVA,テレビシリーズ、新OVA、劇場上映した映画3作品のDVDを所持して聖典のように観ている関係で、近年、私もこの内の映画3作品を観る機会を得たのだった。

なので「機動警察パトレイバー」の登場人物や舞台設定ぐらいは一応把握している。


さて「THE NEXT GENERATION パトレイバー」シリーズ7章までのことだが、私が観た感想は「面白かった!」だ。

観る前は、今更実写版で…?どうなの?という気持ちもあったが、実際DVDで観てみると、これがなかなか良かった。

肩肘はらない力みのない作りが私は気に入っている。

もしかしたらそれが物足りないという人もいるかもしれないが、私はそこが好き(笑)。


ほとんど一話完結のエピソードだから、どこから観てもそれなりに楽しめると思う。

数あるエピソード(12話ある)、どれも私はそれなりに楽しんだが、中でもお気に入りはエピソード4「野良犬たちの午後」とエピソード5と6にわたる「大怪獣現わる」だろうか。


「野良犬たちの午後」は太田莉菜さん演じる特車二課のとびっきし凄腕のクールビューティーのカーシャのカッコ良さにしびれた。。

彼女のアクションシーンは特筆すべきものだと思う。

長い格闘シーンが勇ましくそして美しいのだった。

この一作で私はいっぺんに太田莉菜さんのファンになった。


「大怪獣現わる」の方は一言で言うと「変な話!」だ。

途中の人を食ったような展開もそうだが、ラストの落ちもとてつもなく珍妙なのだ。

劇中劇のような形で映画上映場面が出てくるのだが、ここでの怪獣描写が意外に迫力満点で見物なのだった。

こんなの本編のストーリーの流れからはほとんど影響のない部分なんだけど、一番印象に残っているかもしれない。

熱海に現れた大怪獣をめぐる各方面の思惑、その正体の謎と消えたサーファーたちの行方は?といったストーリー本体の展開も悪くはないのだが、あまり期待して見続けていると肩透かしくらわされた気持ちになるかも…。

私は作品の底辺に流れるシニカルな雰囲気と、物語の中の熱海という町とエピソード主人公の中年の女学者から漂うやるせない哀愁を楽しんだ。

こういうのは嫌いじゃない。

見終わって感動したとかとは全然ちがうのだが(笑)、とにかく愛すべき「変な話!」と妙に心に残り続けるのだった。(誉めてるのか?笑)


98式AVイングラム

ここでこの実写版の方のイングラムのプラモデルの写真もアップしておく。

勿論私が作ったのではなくウチの女子大生が作ったものである。

彼女曰く、部品が小さめなのでちょっと作りにくいかも、でも出来は良い。

墨入れするだけでバシッと様になるところも良い。

しかし、腕パーツや耳パーツの入りが甘いので取れやすい気がする(関節カバーのせい?)。

98式AVイングラム

手の指を稼動にしたのが秀逸、手パーツ取替えって面倒だったから。などの感想を述べていた。

写真のポーズはエピソード10「暴走!赤いレイバー」のイングラム射撃ポーズを模した。

プラモど素人の私の意見…「なんだかとてもカッコいいんですけど…!!」である。

 

(この記事続きます…苦笑)。

 

                   

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