冷蔵庫が壊れたこと

家電…、洗濯機、テレビ、クーラー、冷蔵庫、電子レンジ、他にも数々あるだろう。

これらの中で突然壊れたら一番困るものは?と聞かれたら、私の場合は冷蔵庫だ。

冷蔵庫に食材を入れておけば安心!すぐに買い物にいけなくても中を探れば何か見繕って料理できるだろうという考えから、冷蔵庫にはすっかり頼りきっていた。

そんな私の期待にそぐわず、多量の食材を保管してくれている冷蔵庫、信頼のおける家電、いや、もう頼りになる友人みたいな感じだ。

何年にもわたり毎日休むことなく地道に働いてくれている割には案外丈夫でめったに壊れないものである。

だから壊れるまでは、決して安易に買い換えようという気にはなかなかなれないものでもある。

 

私と冷蔵庫の蜜月、今まで何も起こらなかったから、きっとこのままこの先もずっと続くものだと思っていた。

今回、たまたま用があって外出した日、夕方帰って食事の用意をしようと思って冷凍庫をあけると、中のものが判るくらい溶けていた。

冷蔵庫、壊れたようです。それも突然に…!!

もう、パニックですよ!!(苦笑)。

 

扉の裏の製造年はちょうど10年前になっていた。

まあ、寿命といえばいえなくもない。

家電は安全面からも10年ぐらいで、故障するように最近は作られているなんてことも耳にしたこともあるし…。

 

症状としては冷蔵庫は生きているが、冷凍庫がダメになっていた。

そういえば、前の冷蔵庫が壊れた時も冷凍庫がダメになった。

どちらかというと冷凍庫の方が先に壊れることが多いと聞いたこともある。

 

冷蔵庫部分よりも、冷凍庫部分に私はいつもこれでもか?!という位食材を詰め込んでしまっていた。

ああ、こんな突然壊れてしまうなんて!!

食材たちをなんとか少しでも助けたい!という気持ちがいっぱいで、家電量販店に飛び込んだ私は選択の余地もなく、とにかく、すぐに配達してもらえるのを大至急でお願いします!!と店員さんに必死の形相で泣きついたのだった。

性能やセールでお徳になっているなどは二の次で、すぐに配達可能なという1点重視で冷蔵庫を購入してしまったのだった(ただし、許せる予算内でだけどね…笑)。

落ち着いて選べばもっとお買い得価格の製品を選択できたかもしれない。

よーく考えれば、今貯蔵していた食材をダメにすることの損失よりも、冷蔵庫の値段を比べての選択をできなかったことの損失額の方がはるかに大きかったかもしれないなぁ…。

 

でも、心情としては、食材を捨てるというのはやはり心苦し過ぎる。

私はしょせん目先のことでしか物事を判断できない人なのかもしれないと、今回のことで自分をあらためて認識した。

確か前回も、同様にすぐに配達してもらえるのを買ったように思う。(ダメじゃん!笑)

ということで、私は毎回冷蔵庫を買い換える時は、落ち着いて吟味するなどということとは無縁だ。

 

おそらく次の冷蔵庫買い換えもこのパターンになってしまうかも。

懲りない、そして進歩のない私だ(苦笑)。

そんな、どさくさ買いの冷蔵庫だが、我が家の一員となってしまえば、もうすぐに友人気分で満足して付き合っている私。

まあ、いいか…、今の家電はどれ買っても結構優れものだしね(笑)。

 

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