タラの芽を食したこと

野生(?)のタラの芽を夫が採って来た。

天ぷらにして食すと美味しいというので、その言葉に従うことにした。

私はきっと世にいる食通と呼ばれる人たちとは対極に位置する人だと思う。

食に関する健康安全志向もない、美味を求めて精進することもない。

これがタラの芽である!

…といっても不味いものが好き!というような被虐嗜好のトンデモ人ではないが…(苦笑)。

まあまあの味があって食べられればそんな文句は言わないよ…位のスタンスで食と接していると思う。

これって一家の主婦としてはダメなんじゃない?(笑)。

 

タラの芽に春を感じ、趣深く思うなんて風流さも持ちあわせているとは言いがたいと思う。

しかし、せっかく手に入れた食材である、食す以外道はないであろう。

だが、こいつについての知識は私にはない。

こんな時こそ、ネットで情報収集である!

検索してみるとこれには多くの山菜のような灰汁はないらしい、だから下拵えなんかは不要。

おお!嬉しいことではないか!と、ものぐさの私はここですっかり気をよくした。

天ぷら、開始!!

レシピによると芽の付け根の方に茶色の部分があればそれを包丁で取り、火の通りを良くする為に付け根部分に十文字の切り込みを入れて天ぷらの衣を付けて揚げれば出来上がりらしい。

ラッキー!なんてお手軽料理なのだ!これなら私だって出来る、出来るぞ!である(笑)。

早速料理してみた。

ネット情報で、水洗いをすると風味が飛ぶので汚れていたら、叩いて汚れを落とせとあったので、言葉に従い洗わなかった私だが、天ぷらを揚げた後で、そういえば最近はPM2.5とかもあるから洗うべきだったか?と思ったりしたが、もう後の祭りだ。

まあ、いいや、ちょっとぐらい気にしないもんね~、それにもう揚げちゃったし…(苦笑)。

とにかく気にせず、「ほおっ、これが春の味覚か…」なんて思いながら食べました。

それなりになかなか美味でした。

彼こそ、タラ族の勇敢な戦士というべきか?!

調理途中、少し大きくなった芽が一つ混ざっていたのを素手で触った時、なんとこのトゲにさされたようである。

見ると指先に何か黒く刺さったものが見える、痛いし…。

タラの芽の攻撃ということろであろうか、易々と食されてなるものか!という勇士の一撃というところであろうか(苦笑)。

 

そりゃ攻撃したくなる気も分かるよ。

だって芽はタラの木にとって大切な部分だもん。

そんな部分を取られたら怒らない方がおかしいだろう。

食べる分だけしか採ってないから大丈夫という夫の言葉に私も一応納得しながら、(もう食べたししね…笑)、とにかく食材となってくれたタラさんに感謝である。

私がタラの木なら感謝されても、ずっと怒ってると思うけど…(笑)。

だってタラの木にとっては我ら人間は正しく天敵だと思う(すみませんね…苦笑)。

 

このトゲを取るのに指先を針でつつき回した私であった。

私、最近老眼入ってるので、どうも近くが見えにくいのである。

こんな時、目のいいプラモマスターのウチの女子大生が家にいてくれたらと思った私であった。

格闘の末トゲは取れましたけど…(笑)。

 

さて、話題は全然変わるのだが、私がネットを通じて作品を拝見させて頂き勝手にファンになっていた方が、お仕事等がお忙しくなるということで活動を休止されるというのを目にした。

それは個人サイトという形のものではなく、イラスト投稿コミュニティサイトのユーザー方のページなのだが。

この半年ぐらいずっとその方の作品を追っかけるように見させて頂いていた。

ごく最近、ページの近況にこの休止のことが書かれておりショックを受けた。

 

私がいくら好きでも、これはどうしようもないことである。

今の私の望みは、せめて更新なしでも、どうかずっとそのまま作品は残しておいて下さいということ。

きっとそれは大丈夫だと思うのだが…。

難しいことだと思うが、又、たまに日々の息抜き程度にでも描いてくださればよいのに…なんて勝手なことを秘かに願ったりもしている。

 

私がその人の絵と文から受ける印象は、大変聡明で機知に富んだ方である。

だからきっと私が望んでいるような、どっち付かず形は無いであろうとも思う。

書かれていたコメントからもそんなニュアンスが感じられたのだ。

その方には、ご都合があるし、いろいろご事情もあるのかと思うし、きっと熟考された上の決断だと思うので致し方のないことなのだ。

しかし、私はやはりちょっと悲しい。

そして心は相当ヘコんでいるのであった。

 

でも、今までいくつも作品を見させていただけてほんとに楽しかったので、その方には心の底から「感謝の極み」なのであった。

楽しかったです、ありがとうございます、今後は、お仕事、ご勉学がんばってください!陰ながら新しいご出立をお祝いしております!

 

…でもやっぱり私、ちょっとメソメソしてるよ、…きっと、しばらくは…(涙)。

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