13.デスラー総統と飲み過ぎのお酒のこと

 

総統「ヤマトⅢ」ではお酒と思われるものを飲みまくりである。

トゲトゲグラスも健在。

今回は召使いみたいな人がデキャンターに入れた酒をグラスに注ぎ(量はなみなみと)それをお飲みになられる場面が何度もあった。

軍事作戦会議の折りはいつも飲まれていた。

いいの?明らかに仕事(?)中ですが(笑)。

一日中水代わりに飲んでいるのか…?、大丈夫か、ちょっと酒量が大過ぎやしないか。

別に酔っているようには全然見えないが、もうたしなむという量は遥かに越えているかもしれない。

 

「ヤマト2」でも大帝と酒を酌み交わし、対ヤマト戦の前には出陣の杯を掲げ、はたまたヤマトを追いながらも優雅に一献傾けていらっしゃった。

ふと思ったのだが、シーツの激怒の時、シーツのことだけでなく酒が切れてたから禁断症状が出てイラ立っていたのかも?…中毒患者か!?(笑)

きっとアルコール代謝はすこぶる良い人だと思うが、くれぐれもお身体は大切になさって下さいね。

 

デキャンターにうつす酒で調べてみるとワイン、または蒸留酒とあった。

ワインならまだしも、蒸留酒だと度数も高いからなあ…。(苦笑)

量的にも飲みっぷり的にもゴクゴク飲んでいるような場面もあったから、ワインであろうと思うが…、もし蒸留酒だと益々お身体心配だ。 

 

酒のことのついでに風呂のことも気になったので書く。(また、風呂話?よほど風呂話題が好きな私)

「ヤマトⅢ」では時間の余裕もないので風呂シーンはないのだろう。(そりゃそうだ・笑)

しかし、もし52話で放映だったらあっただろうか?がルマンガミラス星ってガミラス星のような火山などもあるような星なのだろうか。

別に温泉に総統がこだわっているとは言わないが、天然温泉とか好きなのでは…と勝手に思ったりして。

一作目で地球が移住先に狙われたのも温泉名湯が狙われた原因の一つかもしれないと、とんでも想像をする私である(笑)。

「ヤマトⅢ」は総統たっぷり作品なので私は大変楽しんだのだが、これにセクシーダイナマイト総統のチラ見せお色気シーンがあれば言うことなしだったのになぁと贅沢を言う私なのであった。

 

 

14.宇宙征服の野望に燃えるデスラー総統

 

総統はガミラス再興の悲願を達成した。

「新たなる」を経て流浪していた総統たちは持ち前のガッツと戦い上手でガルマンガミラス帝星をみるみる間に築き上げ、勢力を日々拡大させているようである。

しかし、一年とは、早っ!早すぎ凄すぎ!(笑)

 

そしてヤマトが招待されて行ったガルマンガミラス本星に広がる都市の美しさ、ちょっとビックリであった。

ガミラス星は変わった感じの都市だなぁと思ったが今度は素直にきれいだと驚かされた。

ガミラスのツクシみたな建物も勿論あったので、納得ではあったが。

 

ガミラスの再興はなったもののボラー連邦との交戦は継続中であるため安穏とした暮らしには程遠いのかもしれない。

総統はいっそのことボラーを撃破、壊滅に追い込んで、自分がこの宇宙を統一征服してしまおうとの壮大なる野望を持っているようである。

 

あのガルマンガミラスの軍事パレードの迫力といったら…、これでもかというような兵器のオンパレードが総統とヤマトの乗組員のすぐ側を通過していた。

私、あの場面大好きなんですけど(笑)。

巨大な空母なんかが人のすぐ横を通過するんですよ…、えっ!こんな近くをこんなスピードで大丈夫なの?、…私はとにかくすごいなぁ、しびれる程カッコいい!と見惚れたのだった。

 

しかし、あんなの見せびらかしちゃったせいもあって、古代君には、ことあるごとに武力で宇宙統一なんてとんでもない!と文句を言われていた。

古代の文句は聞き流し、決して信念は捨てる気はないと断言していた総統、思えば昔からその気はあった。

一作目とて、スターシャにあちこちに侵略の手を伸ばしていると批判されていた。

あの時、地球に対しては移住という差し迫った目的で侵攻していたが、きっと地球を首尾よく手に入れていたら、その後はやはり宇宙にもっともっと勢力拡大を目指したのではないだろうか。

 

総統は今も昔も根本では変わっていないのだと思う。

決して善人で温厚な人になったわけではない。

昔も今もとても好戦的で、悪いところもいっぱいそのままである。

いろいろ煩悩にまみれている人であると思う。

悟りの境地からは遥か遠い人である。

前にも書いたが、きっとものすごく業の深い人。

であるから、おそらく最期も畳の上では死ねないのではと思う。(苦笑)

 

しかし、あきらかに以前と違うことは、総統は自分と相入れない意見の存在も認めるし許せる。

そして自分が間違っていたと思えばすぐそこからやり直そうとする柔軟性をもっている。

一度、誰も経験したことのない挫折をしてる分、総統は以前のままじゃない、人間的にもバージョンアップはしている。

 

だからといって、この先も善人になって平和を…なんてことは総統には絶対に出来そうにないと思う。

そんなのは総統ではない。

ある程度方向修正はできても人の本質部分は変われない。

マイナーチェンジはありでも総統のフルモデルチェンジは無理だろう。

ずっと武力に依って物事を解決しようとするだろうし、時には威圧的に物事を運ぼうとするだろうし、困った面も多いままだと思う。

でもそれが総統なのだから仕方がない。

 

総統なりの落としどころを見つけて宇宙制覇も程々にやってほしいものである。

少しの修正でも繰り返し修正しているうちに、古代君のような人とも、まあなんとかすり合わせできる位のところまで持って行ってもらえば最高なんだけど…、ちょっと無理かな…?

それにしても部下が勝手に暴走しているのにも目が届かないのはカッコ悪いよ。

野望を捨てるのは無理でも、部下の管理ぐらいは行き届くようにして、あまり過激じゃない程度に(無理?)もう少し時間を掛けてじっくり野望に向かっていってね。(笑)

 

 

15.デスラー総統はすすんで前線に出る

 

総統はガルマンガミラス星の防衛システムがシャルバート信者の工作によって作動しなくなった際、ボラー連邦による惑星破壊大型ミサイル本星直撃必須の絶対絶命危機に見舞われた。

防御が到底間に合わない状況下、タランは総統に地下宮殿に避難をと進言する。

総統は少しも怯まずその場に足を踏みしめタランに「総統の私がここを離れられると思うのか!」と語気を荒げて言い放つのである。

 

あーっ!これ!これである!

総統は普段は冷徹で感情の動きも表に出すことは少ないように見せているが、その下にはこのような熱くて豪胆な心が渦巻いているのである。

こういう心意気がなければガルマン人の臣下たちも突然やって来た昔の同族だとはいえ、他星の将の下に付き建国しようなどとは決して思わないであろう。

総統はこの心意気を以て率先して前線に出ることを厭わない人なのだ。

 

シャルバート星のルダ王女の追跡をする際も自ら出陣した総統。

いや、むしろ前線に出るのが好きなのかもしれない(笑)。

とにかくいつも好戦的だからなぁ…。

勿論「ヤマト2」では立場があんなであったから、自らというのは当然であっただろう。

しかし、私がふーんと思ったのは一作目のラストの白兵戦の時のことであった。

 

ワープミスでヤマトにぶつかる形になったデスラー艦からガミラス兵たちがヤマト内に白兵戦を仕掛けてくるのだが、一番先頭でヤマトに乗り込んできたのは総統であった。

乗り込んでくる直前の場面では、ヤマトに突然激突したため、衝撃で気絶していた様子の総統たちが映っていたが、気がつくや否や、即行くぞ!!モードに入っていた総統であった。

ああいう敵艦に突入する場合、普通一人か二人でも兵を先鋒で出して様子を見てから大将が乗り込んでもよいものではないか?第一、危ないし…(笑)。

しかし総統ははやる心が抑えられなかったのか一番のりであった。

勇猛果敢である。むしろ無鉄砲かもしれない(笑)。

 

思えば総統は平時はゆったりとした動作のこともあるが、いざとなると大変機敏である。

あのガミラス本星のヤマトとの決戦時にも総統府の崩れ落ちる石版に押しつぶされたかと思われたが、おっとどっこい、俊敏に地下に通ずる入り口に身を投じたようであった。

そしてデスラー艦を巧みに操縦して脱出。

はたまた、ヤマトに放ったデスラー砲が真田さんの発明空間磁力メッキによって跳ね返され反対にデスラー艦に命中時には、服、髪等がちょっとボロボロになりながらも自ら何やらレバーを引いて脱出に成功したもようであった。

あんな短時間にそんなことが…?(ほんとは無理?・笑)、どんだけ機敏で素早い行動をするのだ総統!?

 

総統は最後まで何事も諦めないし(しつこいくらい諦めないのだ!)、戦いに関しては誰よりもやる気満々、実に勇敢で頼りになる方なのだ。

いや、でもトップがあんなに前線に出られたら下の人たちもボーッとはしてられないだろうな、だから皆気が引き締まり過ぎるぐらい引き締まっているのかもしれない。

ちょっとやりにくいなぁと思ったりすることもあるかもしれない(笑)。

 

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