ロマンアルバム・宇宙戦艦ヤマト

 昭和52年9月20日発行(2)刷/ 発行所・徳間書店/ 頁数・88p/ 定価480円 

 

(内容)

 

★名場面をカラーイラスト(見開き大)で掲載。そこに台詞の一部をピックアップして載せている(見た感じ、子供向け絵本みたいに思える)のが前半14ページにわたる。

 

★1話から26話までの各話ごとの粗筋が画面のカットを取り混ぜて掲載。モノクロ紙面で16ページ。

 

★キャラクターの名セリフ集として(沖田、古代、島、森、徳川、真田、デスラー、ドメルの8名分)8ページ。

 

★設定資料(メカ、キャラ、舞台、主要なもののみ)が23ページ。

 

★全放映リスト26話分2ページ。

 

★製作夜話、ファンの動向レポートのようなページ、西崎プロデューサーメッセージなど6ページ。

 

 

このロマンアルバムについてはリアルタイムで知っていたように思う。

確か、発売された当時購入したと、ずっと思い込んでいた私であった。

このサイトを作って、昔を懐かしんだ私は、家の置いてありそうな所を探しまくったのであるが、どこにもなく…。

えっ?!当時、買いたいと思いながら、買わなかったのか?それとも、どこかの時点で私が掃除のついでに破棄してしまったのか…?状態であった。

とにかくもう私の手元には存在していないことは確かだ…。

ということで、ウチの女子大生に大阪のその手のお店で中古で買ってもらって、我が家に送ってもらったのだった。

 

内容については、初期のロマンアルバムなので、どこか子供向けの絵本の雰囲気も漂う気もなきにしもあらずなのだが、読み込んでみると、押さえるべきところはちゃんと押さえている。

設定資料も、必要最小限かも知れないが、サイズも大きいし、はっきりしているので、とても見やすい。

各話の粗筋だって簡潔にまとまっている。

絵本みたいなイラスト部分もはっきり描かれているので、私が二次創作のイラスト描く時には大変参考になった(笑)。

 

後に出てくるロマンアルバムに比べればいろいろと見劣りするかもしれないが、これは昔から存在を知っていたこともあって、ファーストヤマトへの熱い思い出が呼び起こされ、私にとっては、やはり外せないアイテムであった。

この本の表紙を見る度に無性に心が熱くなるような気がするのだ。

これが出た時って、あまりこの手の本は無かったように記憶している。

あの時代にこれって、きっと当時、手にした人は皆歓喜していたと思う。

それにしても、私…、買ったように思うんだけどなぁ…?なにせ、うんと年月がたっているので、記憶が曖昧で…、ああ、歳はとりたくないもんです(苦笑)。

ちなみに、当時ヤマト情報欲しさで、夢中で買い漁っていた、雑誌OUTや、アニメージュなんかも全部破棄してしまっているようなのである。

フーッ、なんで置いておかないかなぁ…(涙)。

 

(独断!デスラー総統追っかけ目線メモ)

 

カラーイラスト部分は全部で13場面しかなく、その中で総統が描かれていた場面はドメルに勲章を授与している場面(ああ、1場面でもあって良かった・笑)。

そしてキャラクター名言集のデスラー総統分は「私は戦争をしているのだよ副総統。私の一番楽しい時間を、くだらん飲み物で邪魔しないでくれたまえ。」(24話)であった。

 

この本の扱い方からしても、第一作目のヤマトという作品のガミラス側の主要人物って、ラスボスはデスラー総統なのでこれは動かないだろうが、ドメルって総統と同じくらい大きな比重のキャラだったとあらためて思わされた。

私も前々から思っていたことだが、カッコよさ指数(こんなものがあるとしたらだが…笑)はドメルの方が随分上ではなかろうか…(苦笑)。

男らしく武人ぽいし、なんといっても沖田と直接対決して互いの力量を認めあったという点も含めて、敵ながら天晴れで、カッコ良かった。

それに死に方も潔かったし、あの死に際して、視聴者も惜しい人をなくした…と思ったのでは。

 

それに比べると総統…、崩れた天井に押しつぶされて絶命かと思えば、ありえない素早さで脱出していた(どんだけ機敏なの?・笑)。

おまけに帰路のヤマトを追撃したものの、自分の撃ったデスラー砲がヤマトに反射されて反対に自艦にモロ直撃、大爆発の自滅…なんて、ちょっとカッコ悪い最期という気もしないではないよね…(苦笑)。

ちなみにこの本の総統のプロフィール部分に「ガミラスに君臨する独裁者。自分を全宇宙最高の人類と信じている」と書かれていた…、確かに納得…、そうだよ、総統はそんな人だよ(悪者だよ…笑)。

でも、そんな人でも、いや、もうどんな人でも、私は好きなのですけど…(デレデレ…赤面)。

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