33.新・乗組員たちのこと
小林のこと
小林ははっきり言ってウザイ奴である。(ごめんね、小林、ちょっと言いすぎか?)
根は悪い奴ではないのだが、礼儀知らずで明け透けで大変オープンな性格の若者だ。
口達者に見合うだけの実力もそこそこありそうだが、態度はとにかくやたらと、でかい!(笑)。
昔のシリーズには、こんなにもヤンチャな人はいなかったなぁ…、やはり時代か?(笑)
上条のこと
上条は過激なところのある奴だ。
「ぶっ殺してやる」なんてことをボンボン発言していた。
第一次移民船団が星間国家連合軍から攻撃を受けて全滅した時に家族全員を無くしたこと、自分がそれを守れず、一人生き残ったことなど、いろいろ事情があるせいだと思うが…。
ヤマトシリーズの戦闘班の流れをくむ人材というか…、根もきっと過激な気質の持ち主では?と私は見た。
効果も考えずに、むやみに波動砲を撃とうとして古代に一発ビンタをくらっていたが、全く持って目を離すと危ない奴!(笑)
天馬兄弟、桜井、島次郎のこと
機関部の天馬兄弟、この双生児も口は達者だが軽そうな若者たちだ。
まあ、作品も新しくなって一作目なので、新乗組員はきっとこのくらいの出来の悪さで出発!がドラマの定番の設定かもしれない。
ちょっと浮つき過ぎていているようにも思うけど…、今の風潮かな(苦笑)。
徳川太助が立派になって指導しているようだが、あまり恐い指導ではない。(もう、恐い指導は流行らないのだろう、パワハラだよね・笑)
そんな中、年代モロおばちゃん!の私が気に入っているのは桜井だ。
判断も冷静に出来そうだし、礼儀正しいし、いい子じゃないの、顔もかわいいし!(笑)
小林に「商船学校」とバカにされても聞き流す余裕もある(内心傷ついていたか?)。
小林、お前はほんとに一言多い!(笑)
私は個人的な趣味で桜井、一押しである。
島君の弟の次郎も、島君そっくりに成長していて(笑)、堅実そうなところも兄に似ていた。(島は真田さんの下で勤務だからヤマトの乗員ではないが…まあいいや)
ちょっと堅物すぎるかも?という印象もあるけど…。
兄は、たまにビックリ発言や、真理を鋭く突くような発言をして私を楽しませてくれたが、彼も次作があれば期待に応えてくれるのだろうか?(笑)
折原真帆のこと
そして折原真帆という森雪ポジションの女子が私は結構気に入っている。
見た目もかわいいし、若い女の子だが、電算にかけては「天才」と呼ばれているらしいところをみると、これは相当仕事ができそうな人物である。
ヤマト搭乗新メンバーの中では一番頼りになるのではないか。
確かに今作でも一番活躍していたように思う。
それでいて控えめな感じもする、益々いいではないか!女子はなかなか優秀だよ!男子よ、もっと頑張れというところか(笑)。
書いた文を読み返すと、私って、控えめな若者が好きなのか?自分の好みで書いてるなぁ…、ちょっと反省します。
上記の人々は皆若者である。
若者は未熟なのが当たり前、叱られたり、顰蹙かうような所があるのも仕方がない、だって人生経験浅いのだから、これから学んでいけばいい。
こんな歳で全て完璧に出来たら、むしろ不気味かも。
それに、そんな人ばかりじゃドラマが生まれませんし…(笑)、ということで回を重ねて成長過程を見せてくれようとしているんだね!と温かい目で見守るつもり。
思い起こせば、旧作の古代君をはじめヤマトの他の人々も結構無茶苦茶だったかも…、無法地帯のように荒くれた喧嘩を繰り返したり、大声で怒鳴りあったり、あれはあれで時代とはいえ、問題だったかも…(しみじみ…、苦笑)
大村さんのこと
そして一人おじさんなのが、大村さんである。
大村さんを見ていると年代的にも似ているせいか以前のシリーズ乗員の山崎さんを思い出した。
山崎さんの方が控えめだったけど、大村さんの年代の人も一人はいるよね!と思っていたら、大村さん、特攻のような形で逝ってしまった。
う…ん、ヤマトのお得意の特攻、しかし、あれが無かったらきっと又、絶対に勝てなかったと思うので…、見ている視聴者はいつもいつも複雑な気持ちにさせられるのである。(毎度のことではあるが・苦笑)
34.真田さんのこと
真田さんは科学技術庁長官になっていた。
最初見た時は絵柄も変わったこともあり、真田さん老けたなぁ!(まあ、完結編から17年たってるんだから当たり前か)と感慨ひとしおだった私。
ちなみに、絵柄のことを、ここでちょっと書くと、私は今回の絵柄、嫌いではない。
真田さんも、最初はえっ?!と思ったが、最後あたりは見慣れた(笑)。
そして、古代の顔は気に入っている。
意思の強そうなところが絵から伝わってきていいと思っている。(ちょっと無表情かな?とも思えるが、端正だし…、OKでしょう!)
でも老けていようがなんであろうが、真田さんをを見るといつも安心する。
真田さんがいる限り、絶対絶命の時にはきっと何かやってくれるだろう!と今までの経験で勝手に思い込んでいる私だ(笑)。
「ヤマトよ永遠に」の時もそうだったが、又、秘密にこっそりとヤマトを発進出来るようにしてくれていたんだ!
この人のスキルの高さって、超人レベルだといつも思う。
今までも一目見ただけで兵器が何なのか見破る(重粒子爆弾とか)、光線を見ただけで何か見破る(ディンギルのニュートリノビームとか)、ヤマトが大破しても部下を指揮してさっさと直してしまうとか、どんどん強力兵器を作っちゃうとか、もうとにかく宇宙的にも最強の科学者の一人でしょう!(笑)
真田さんは移民船団をアマールの衛星に送り出した後、「科学者として地球の最後を見届けたい」と言って地球に残った。
最初は地球と心中のつもり?と思ったが、きっと言葉通り、ブラックホールに取り込まれた後どんなことが起こるのか経験したいと思っていたのではと思う。
真田さんは、そういう人であろう。
佐渡先生とアナライザーも自分の意思をもって地球に残った。
これを見て、人は自分の責任で生き方を選べるし、選ぶべきであると改めて思わされた。
2009年版は地球はブラックホールに飲み込まれずに残ったから、真田さんたちは助かったのか?
DC版は飲み込まれたが「銀河中心部のブラックホールに沈んだ地球の最後を見届ける」と古代が言っていたところをみると、消滅したとかではないということだろうか?
もしかしたら、銀河中心部の違う次元に地球はそのままの姿で連れ去られたのか?
地球、どうなっているのか?
とにかく科学方面にはハンパなく疎い私には皆目分からないので、やはり続編求む!!である。
35.デスラー総統はどうしているのか?、そして、ゴルイ提督のこと
復活編1部にはデスラー総統は出てこない。
総統ファンの私には総統がいないのは非常に寂しいのであるが、総統が出たら出たで、話の流れがややこしくなりそうで、はっきり言ってダメだったと思う。
これが2部、3部と続くなら、後の部分ならなんとか可であろう。
それにこの1部の流れからすると、出たら必ずここで死んでいたでしょう。(苦笑)
そう考えると出なくて良かった。
極端なことを言えば私の本心は2部3部でも、出て死ぬぐらいなら、総統はもう出さないでほしいくらいだ!
死に場所を与えるようなことになるなら止めて!もう、そっとしておいて欲しい、放置してください!(笑)。
大ファンモードに入っている今の私にとっては、総統のお亡くなりになる姿は絶対に見たくないので、神様にお願いしたい位である。
完結編の流れを引き継いでいるような復活編だが、完結編で総統は生きていた。
しかし、銀河系中心部にあったガルマンガミラスは、ほぼ壊滅状態であった。
17年後、敵側大ウルップ星間国家連合は銀河系中心部にあるらしい。
そのことからすると、総統の国はそこにはなさそうである。
総統、どうしちゃったんだろう、あの後…、すごく心配である。
どこか辺境の星で暮らしておられるのか?
それとも制作サイドの都合でキャラクター的に葬られて、この復活編の世界ではいないものとなっているのか?
いるとしても17年もたったら、真田さんだって老けていたように、総統も老け顔に拍車がかかっていないだろうか?元々何歳かもよく分からん人だし…(苦笑)。
それに元気で生きておられるのか?
17年の間に総統はお亡くなりになって、ガルマンガミラス星はあっても世代交代していたとかだったらどうしよう…、考えれば考えるほど不安材料が湧き出る泉のようである。
心配で夜も眠れなくなりそうなので(笑)もう、あまり深く考えずに、どこか離れた所でそれなりに安泰にお暮らしになられていると思い込んでおくことにしよう。
そろそろ流転人生、因果応報から解放してさしあげたいものだ…。
総統が出ていない代わりに出ていたんじゃないかというのが、伊武雅刀さんが声をやっていた人物、ゴルイ提督である。
見た目は総統とは全然違う。
もっとゴツいおじさんである。
声も総統より太めで、伊武さんはちゃんと演じ分けてくださっていた。
ゴルイ提督は武人の中の武人というような描かれ方であった。
SUSのやり方が意にそわないとなると、さっさと反旗を翻していた。
日頃から、鬱憤が溜まっていた様子であるが、自星エトスを殲滅するぞとのSUSの脅しにも、自星の民は分かってくれると言って怯んでいなかったが、聞いててちょっと心配な感じもした。
そんな重大な決断を独断でして、ほんとに大丈夫か?(汗)
エトス側の決断を見てアマール星の女王も完全にその気になっちゃってたから、よほど日頃の不満がこの連合内にはあったのかもしれない。
この武人魂の塊のようなおじさんゴルイ提督は敵艦に体当たりでお亡くなりになったようである。
ということは伊武さんは又、総統を演じる可能性があるってこと?
ああ、可能性があるなら、総統を見たいような、見たくないような…、死なない設定なら是非見たい!!
これが私の本音である!(笑)
36.メッツラーのこと
SUS国のこと、謎に包まれていてよく分からない。
人とは全く違う形体の異次元の生命体が化けているのが、メッツラー総督やバルスマン総司令官なのか?
それともこちら側の人たちに憑依したような形なのかも分からない。
しかし、あの人間型の姿は仮の姿で、ヤマトの敵本体は唐草模様の入った紫色の身体でビヨーンと急にでかくなったりする赤目の異種異根の生命体だということは分かった。
2009年版では移動ブラックホールも彼らが作った(?)もので、こちらの世界のものを取り込む為と言っていたような。
対戦闘中に、折原真帆も彼らが次元を自在に操っているというよなことを言っていた。
あの「ヤマト完結編」の冒頭に別の次元から赤色銀河が出てきてこちらの銀河と交差することで、天の川銀河の中心部の星々って壊滅状態に陥っていたけれど、もしかしたら、あれもこの異次元人たちがやったのか?とふと思った私。
SUS国って今、天の川銀河の中心部にあるらしいし、その辺りにブラックホールの本体みたいなものがあるというようなことを冒頭のナレーションで言っていたような…。
なんだか怪しいなぁ…と思うのであった。
デスラー総統のガルマンガミラス壊滅の原因の銀河交差である。
もし、彼らの仕業だとしたら心情的に絶対許せん!と怒る私であった!天罰よ下れ!(まあ、私が怒っても総統に何もしてあげられませんが…・涙)
メッツラーの本体はでかくなったり、ヤマトの艦内に入り込んだり、何処かへヒューッと消えてしまったり、とりとめの無い奴なのだが、人間型のメッツラーのことをちょっと書く。
悪役として、憎らしさは十分あった。
私の悪役評価の中ではメッツラーはなかなかいい線いっていると思う。
何故か見た目がビートたけしさんに似ている上役のバルスマンよりもキャラは立っていた。
無表情で無慈悲な攻撃を躊躇うことなく行う、人間味は微塵も感じられない奴、地球人とは全く違う感じがした。
あの人間型の時も他の連合の星人よりも随分大柄だった。
見た目も特徴的だ。
すごく気になったのは変な服。
ルーズソックス全身版のようなタイツみたいなのを足にも腕にも付けてるし、ダウン入り(?)ハーフパンツ履いてるし、絶対着心地悪そうな顔が半分埋まるくらい高い襟の上着着てるし、おまけに髪型は前髪超短いギザギザ切りのへんてこりんだし、悪役としては特徴的で大変よろしい!
よく出来ました!花マル差し上げましょう!であろう(笑)。
ちなみに 他の連合の星の人たちの容貌について見てみると、いい人側の星の人たちって地球人に大変似ている。
顔色も同じだし、顔つきも端正だし。
私はエトス星のシーガル艦長がとても美形だったのでややっ!素敵な人発見!と少し心躍ったのだった。(声も子安武人さんだし…、デレデレ・笑)
いい人は端正な顔、悪い人は異形の者っぽいとは、なんと分かり易い設定であろうか。(苦笑)
異次元の生命体の彼らが、こちらの世界の物質や人を資源として必要としていると言っていたが、どんなふうに使っているのだろう?
まさか食べたりしてないよね?…あの紫身体の赤目のお化けみたいのならありうるかも…。
何も分からないので妙に恐い(苦笑)。
復活編1部の話の展開を観る限り、彼らには全く感情移入もできないし、同情する点も見いだせない。
勧善懲悪の対象にはもってこいの敵である。(分かり易いなぁ…むしろ潔い設定かも…最近の作品では珍しく、かえって新鮮にも思えるという…笑)
最後まで見ても、物語背景についても、地球を目の仇にしている理由も、ほとんど何も分からないままなので妙に気にかかったままなのだ。
このフラストレーションを解消する為にも何度も言いますが、続編を作ってもらいたいものである!ほんと、声を大にして言いたいわ!求む続編!(笑)